人類の歴史上、佛と呼べる代表の存在は、印度のお釈迦様です。
又、佛教は、本来佛に成る為の教えと言えるでしょう。単に死んだ人を佛と考えるなら、佛教は人を殺す為の教えになってしまいます。佛教の目的は、死んだ人に引導を渡す事だけではないのです。
お釈迦様は、私達が日常に経験しているのと同じ苦しみや悩みを通じて、世の人々を救う為に出家をされ、修行を積まれました。そして、全ての人々は、誰もが、お互いに助け合い、理解し合って、平和な理想の浄土を建設する為に生まれて来ている事を悟られたのです。
自分に与えられた現実をきちんと把握し、今自分に何ができるのかを考え、行動して世の中に係わって行く事が佛としての生き方です。
心にお題目の信仰を持ち、佛としての生き方を心掛けて行く事が、成佛の姿なのです。どんなに素晴らしい佛像も、有難い教えも、自分自身に御利益を被らなければ、何にもなりません。神も佛も何処か遠くにいるのでは、本当の神様佛様ではないのです。他人を心配し、思いやる事のできる愛こそが、心に宿す佛の種なのです。