南無妙法蓮華経のお題目の信仰には、お釈迦様の説かれた教えのすべてが納められています。四諦八正道・十二因縁などの佛教哲学も、私達が日常触れている倫理道徳も、その根底は、お題目の精神です。四摂法は、お釈迦様の時代から説かれた修行法であり、摂は、引き寄せまとめるという意味ですから、人々を引きつけ救うための四つの徳を表しています。第一は、布施であり、人々に施し与えること。第二は愛語で、人々に慈愛の言葉をかけること。第三は利行、他人のためになる行ないをすること。第四は同事で、他の人と協力することです。
佛教の根本精神は、周囲の人々と立場を理解し合い、各々の本分を全うして、皆共に幸福な社会を造り上げて行くことです。日常生活のどんなささいなことにでも、この四摂法などの、佛教の精神が生かされています。換言すれば、人生のあらゆる場面に於いて、私達は、お題目の功徳に包まれていることになる訳です。
信仰するということは、倫理道徳を守り、社会に於いて、愛され頼りにされる人になることを目的にしているのです。