お盆になると昔から、地獄の釜のフタが開いてご先祖の精霊がお帰りになると言われておりますが、さて地獄に堕ちたご先祖とはどういう人達なのでしょうか。
私達の心には、仏様の心から地獄の心まで十の世界(その時々の心の在り様)があります。その中で、地獄・餓鬼・畜生の三つを三悪道といい、迷いや苦しみを生む煩悩のおおもとといわれています。地獄は嗔りの心です。最近「キレる」などと言われますが、感情に流されて自分が何をしているのか判らなくなってしまうような状態です。餓鬼はむさぼりで、何でも欲しくなり、他人に与えるのは僅かなものでも惜しいと思う心です。畜生はこだわりを持ち続けることで、他人を許したり前向きに物事を考えることができない心です。これらの心に流されて我儘な生き方をすると、そのまま地獄へ堕ちて苦しまなければなりません。法華経とお題目にご縁を結び、地獄から仏様へ生まれ変われるように、信仰で心の修養をすることが、とても大切なことなのです。