【解説】
 日蓮大聖人様は、法華経の信仰を弘めるに当たり、大いに悩まれたと仰っています。
 法華経を弘める者は、数々の災難や迫害に遭うことがお経文に示されています。かと言って弘めることから逃げてしまえば、御本仏様との誓いを破ることとなり、死後地獄に堕ちて閻魔法王に責めさいなまれることは、火を見るよりも明らかです。
 進退此処に極まったお祖師様は、ついに一切衆生のため、日本国のため法華経の信仰を弘める決心をされたのです。
数々の法難に遭われながらも、人々に信仰を伝えられたお祖師様は、常に御本仏様の御加護によって、迫害や危険な状況を切り抜けられ、その人生の本分を全うされたのです。
 私たちの人生にも、それぞれ相応に困難や苦労がついて回ります。自分ばかりがなぜこんな目に遭うのだろうと、投げやりな気持ちになることも少なくありません。そんな時こそ、私たちには御題目の信仰があることを思い出してください。御本仏様は、不断に私たちを見守って下さっています。御加護を心から信じ御本仏様に祈ることで、今の人生を受け容れることが出来、そこから必ず新たな道が開けて来るのです。
(平成25年9月)

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