【解説】
 人はなぜ信仰するのでしょう。有名な神社仏閣は、いつでもお参りの人々で常にあふれ、何の神様かは知らないけれど、みんなご利益をお願いしています。宗教を信じる人もそうでない人も、幸せに生きたいという気持ちに変わりはないはずです。健康でありたい、生活に困らないだけ、もしくは少しぜいたくの出来るだけのお金が欲しい、夫婦・親子・親戚・隣近所で争いなく平穏に暮らしたいなど、誰もが望んでいることでしょう。
 幸せを手に入れるために心しておかなければならない大切なことを今月のお言葉はお示し下さっています。それは、「人は一人では幸せになれない」ということです。この世でかかわる総ての人は、幸せの実現には必要なのです。「善知識」とは、自分を助け、幸せ(御題目の信仰)に導いてくれる人のことですが、広い意味では、意地悪で嫌な人でも、そのことで自分が成長し、悟り(人生の真実に気付く)に至り、御題目に導かれるならば、その意地悪な人も「善知識」ということになります。人々とのかかわりなくして人生はあり得ません。どんな人との出会いも総て御本仏様のお導きです。袖振り合うも多生の縁。有意義に大切にしましょう。

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