仏教の言葉
合掌の意味
佛様、御先祖様、氏神様などの守護神様等々、いずれをお参りする時も、必ず両の掌を合わせてお参りします。
合掌は、「あなたに敬意を表する」という心のあらわれであり、礼拝の対象である佛様や御先祖様に対し、全身全霊を捧げてそのみ心に叶う生き方をするという決意表明の姿と言うこともできるでしょう。
掌を合わせるのは、佛様と私達衆生が一つになること、つまり、佛様の智慧が、そのまま私達の生き方となって実現されることを意味しています。
合掌によって信仰の世界に入り、そして、過去のあやまちをさんげして、清らかな心を取り戻すことができます。
奢り高ぶる心を捨て、すべての人々と共に、幸せになる異体同心の生き方に誘なわれていきます。
私達が合掌し、お題目を唱えるのは、すべての邪悪なものを除き、佛様と一体になって、真の人生のよろこびを得たという歓喜のあらわれです。