仏教の言葉

ご本尊を奉安しましょう

皆さんのご家庭のお仏壇には、ご本尊がおまつりされているでしょうか。
ご本尊は、私たち日蓮宗の檀徒が信仰し、礼拝し、帰依する根本の対象であり、必ずおまつりしなければなりません。
御本尊ということばの語源は、本来尊重(もともと尊い仏様)・根本尊崇(人として根本的に尊敬する仏様)・本有尊形(すべてのものがもともともっている尊い仏様の姿)などであり、要約して「本尊」ということばになりました。

私たちのご本尊は、日蓮大聖人様が、文永10(1271)年7月8日、佐渡において初めてあらわされた「大曼荼羅ご本尊」で、通称「おまんだら」とお呼びしています。おまんだらは、文字によって多くの仏様や神様が書き並べられ、全体で永遠不滅のご本仏様の世界が示されており、同時に私たち自身の成仏した理想の世界があらわされています。