日蓮大聖人様のお言葉

平成23年5月

法華経ほけきょうもうすは
手にれば
の手やがて
ほとけになり
口にとなうれば
の口すなわほとけなり

上野尼御前御返事
  • 弘安四(1281)年
  • 聖寿 六十歳
  • 著作地 身延山

【解説】

法華経(妙法蓮華経)は、衆生を救済し、成仏に導く最も尊いお経です。

お経は、御本仏様の説かれた御教えでありますが、それは思想としての教え(哲学的な理論)にとどまるのではなく、現実に受け持ち信仰する私たちに、御本仏様の慈悲救済の事実をもたらしてくれるのです。

日蓮大聖人様のお導きを守り、南無妙法蓮華経の信仰に精進する人は、いつしかその表情も仕草も、発する言葉も、その生き方すべてが、仏様の子としての行ない・生き方になっていくのです。

(平成23年5月)