仏教の言葉

南無妙法蓮華経(お題目)のちがい

戦後急激に発展を遂げた新興宗教の殆どは、南無妙法蓮華経のお題目に関連したものです。同じお題目を唱えるのだからと、あちらこちらへお参りしている方もいます。果たして、同じ御利益をいただけるのでしょうか。いずれも成佛できるのでしょうか。

“南無法蓮華経”は三大秘法と言って、成佛のための修行であり、日蓮大聖人様が御教示された本尊(さとり)と戒壇(行い)と題目(祈り)が揃って、初めて完全なお題目となります。日蓮大聖人様は表わされたのでない本尊をあがめたり、他人の迷惑も考えず、自分達の理屈だけて行動し、社会の秩序を乱すような教団のお題目は、いくら熱心に唱えても空しいものです。苦しみから逃れるのではなく、苦しみに立ち向かうため、真のお題目の信仰に生きる事が肝要です。