日蓮大聖人様のお言葉

平成24年12月

むかしいま
かわるとも
法華経ほけきょう
ことわり
たが
べからず

兵衛志殿御返事ひょうえさかんどのごへんじ
  • 建治三(1277)年
  • 聖寿 五十六歳
  • 著作地 身延山

【解説】

よく「私はまだ、お寺へ行く歳ではありません。」などということを耳にすることがあります。

お寺にお参りなさる方は、お年寄や年配者が多いことは否定しませんが、一般社会をリタイアしてから、あるいは親を亡くしてから係わりを持てば良いと思われている方は、少々考えを改めてもらわなければなりません。

お寺とは、信仰の道場であり、信仰は幸せな人生を実現するための心と身体の修養に他なりません。

葬儀・法事等の先祖供養は、その中の大事な要素であり、生死を越えた普遍の生命の神秘に触れ、安心の境地を体感する修行の一環でもあります。

幸せな人生を願う人は、老若男女を問わず、誰でもお寺にお参りし、ご本尊様にお願いの祈りを捧げるべきなのです。

仏教や信仰は古臭いもの・現代の科学文化にそぐわないものと敬遠してる人はいないでしょうか。たとえ古い時代に説かれた仏教であれ、鎌倉時代に提唱されたお題目の信仰であれ、現代の私たちのために説かれ、弘められ、多くの人々によって受け継がれて来たのです。法華経と御題目の信仰は、今のあなたのためにあり、妙福寺はあなたが御本仏様と約束して巡り会った遭い難き道場なのです。

(平成24年12月)