日蓮大聖人様のお言葉

平成24年11月

ほとけ御意みこころ
あらわれて
法華ほっけ文字もんじ
なれり
文字もんじへんじて
またほとけ御意みこころ
なる

木絵二像開眼之事もくえにぞうかいげんのこと
  • 文永十(1273)年
  • 聖寿 五十二歳
  • 著作地 佐渡一谷

【解説】

御本仏お釈迦様は、私たちの信仰する法華経即ち妙法蓮華経を説いてあらゆる人々を救い導くために、この世にお生まれになりました。法華経は、人類史上すべての精神文化の中で最も尊く、生命の真実を説き顕わしたお経であります。

法華経は二十八の巻があり、合計で六万九千三百八十四の文字で書かれています。その一文字一文字が、御本仏お釈迦様の甚深の御心を顕わしているのです。

法華経を素直に信じ、心に持ち身に行なう人は、知らず知らずの内に、その人柄や生き方が、仏様の御心に叶うようになって来ます。法華経を信じ持つ人の内なる仏の種が、仏の花を開かせるのです。

(平成24年11月)