日蓮大聖人様のお言葉
平成28年7月
- 『立正安国論』
- 文応元(1260)年
- 聖寿 三十九歳
- 著作地 鎌倉
【解説】
『立正安国論』は、日蓮大聖人様が宗教者としての生涯を注ぎ込んだ国家建白の書であるのみならず、何度も繰り返して御講義された重要な御遺文です。
御本仏様の説かれた最も尊い教えである『法華経』は、最も尊い国土に住む最も優れた人々(国民)に信仰されることにより、その真価を発揮します。
『法華経』は信仰する人を選び、信仰する人も最も尊い教えにめぐり会って実践し、そこに理想の浄土(御本仏様の世界)が顕れて来るという、教えと人とが神秘の力で結び付いているのです。
『法華経』は遠い昔に説かれた経典ですが、決して廃れることはありません。その真理(法)は永遠に生き続け、常に私たちの世界(日本国)の、本来あるべき姿を映し出して止むことがないのです。
(平成28年7月)