日蓮大聖人様のお言葉
平成29年5月

- 『問注得意鈔』
- 文永六(1269)年
- 聖寿 四十八歳
- 著作地 鎌倉
【解説】
篤信の檀越である富木常忍公が鎌倉の裁判所である問注所に呼び出された際に、種々のアドバイスを与えられたお手紙の一節です。
頭脳明晰で世の中のことに通じた富木公も、その厳格さゆえに面倒に巻き込まれることもあったようです。
「駿馬」は優れた才能のことで、「鞭うつ理」は、目前の困難に向かい合うことです。いかに優秀な能力があっても努力しなければ枯れてしまいます。増してや才能だけに頼っていては、何事も直ぐに行き詰まります。
お祖師様は、不本意な出来事も自分が成長していくための仏様の励ましと受け取り、素直に自分の才能を磨き、他の人々の幸せのために精進を怠らないことが大切であると御教示されています。
(平成29年5月)