日蓮大聖人様のお言葉
平成30年1月

- 『祈祷鈔』
- 文永九(1272)年
- 聖寿 五十一歳
- 著作地 身延山
【解説】
この『祈祷鈔』は、「御祈祷(ごきとう)」について述べられた御遺文です。
「御祈祷」とは、神仏の御加護をいただく祈りですが、その御加護は、私たちの信仰の度合いによって変わって来ます。特に「報恩」の気持ちを強く抱いて御題目に精進する者を、神仏はお守り下さると考えます。
私たちの生命は奇跡の賜物です。両親や祖父母の出会いも決して偶然の産物ではありません。親を十代遡れば、一〇二四人にもなり、この内の一人欠けても今の自分は存在しないことになります。そして、誰もが果たすべき人生の役割を背負って生まれて来ています。
生命の不思議と尊さを知ることが「報恩」の第一歩です。御加護をいただくには、今生の人生に感謝し、神仏を誠実に信じる思いを磨いていくことが大切です。
(平成30年1月)