日蓮大聖人様のお言葉
平成30年2月
- 『光日房御書』
- 建治二年(1276)年
- 聖寿 五十五歳
- 著作地 身延山
【解説】
身延山の日蓮大聖人様が、故郷の安房天津(現在の千葉県鴨川市)に住む光日尼の息子弥四郎が亡くなったという知らせに、弔意を示されたお手紙です。
「誑(たぼら)かす」とは、他人を邪(よこし)まな道や誤った宗教などに誘うことです。誘われた者は、人生を狂わされ不幸に陥ってしまいます。
誑かされないためには、正しい信仰を持ち、心を安定させることが大切です。心が安定すれば身体の姿勢も良くなります。心身が安定すると自然と健康になり、人生も落ち着いて来るものです。
そして、合掌して大きな声で御題目を唱えるお祖師様の信仰こそ、心身を安定させてくれる唯一の正しい信仰なのです。
(平成30年2月)