日蓮大聖人様のお言葉
平成30年4月
- 『観心本尊鈔』
- 文永十年(1273)年
- 聖寿 五十二歳
- 著作地 佐渡一の谷
【解説】
日蓮大聖人様の宗教の真髄を述べ、お弟子や檀信徒への遺言として書かれた重要な著作の末文の一節です。
空が晴れて太陽の光が降り注げば、大地は明るく照らされるように、私たちが南無妙法蓮華経の信仰に精進すれば、私たちの住む社会は明るくなり、人生は有意義なものになるのだとお示しです。
私たちは御本仏様の生命を宿す仏の子であり、生命の御親である御本仏様との約束‐人生の目的‐を抱いて生まれ来ています。そして、人生の目的に向かって御題目を唱える信仰の人を、御本仏様は、必ずお守りお導き下さいます。
さらに、御題目の信仰には、大曼荼羅御本尊に祈りを捧げることが不可欠です。お仏壇に正しい御本尊を掲げ、家族みんなが手を合わせ、お互いの健康と幸せを祈り合う家族の信仰があってこそ、祈りの内容と現実の人生が一致して来るのです。
(平成30年4月)