日蓮大聖人様のお言葉
平成30年8月

- 『盂蘭盆御書』
- 弘安三年(1280)年
- 聖寿 五十九歳
- 著作地 身延山
【解説】
このお手紙は、お弟子の日位上人の祖母から送られてきたお盆の供養の品々へのお礼と盂蘭盆(お盆)の由来について述べられたものです。
今月はお盆を迎えます。お盆は、お釈迦様の弟子の目連尊者(もくれんそんじゃ)が、死後餓鬼道に堕ちてしまった母親を救うために大勢の修行僧に百味飲食(ひゃくみおんじき)を施した故事に由来しています。日本では、推古天皇の時代に宮中の行事として始まり、やがて寺院の法要となり、時を経て一般化されて現在の供養の姿となりました。
日蓮大聖人様は、母親を餓鬼道から救うだけでは真の成仏にはならず、供養する側の目連尊者も成仏しなければならないとお示しです。
自分が仏になれば、その子供も両親も仏の子であり仏の親ということになります。私たちの法華経と御題目の信仰は、「上七代・下七代、上無量生・下無量生の父母等(永遠の先祖も子孫も)」も成仏に導いてくれる不思議な尊い信仰なのです。
(平成30年8月)