日蓮大聖人様のお言葉
平成30年9月
- 『立正安国論』
- 文応元(1260)年
- 聖寿 三十九歳
- 著作地 鎌倉 松葉谷
【解説】
日蓮大聖人様が、当時の幕府の権力者に対し、法華経と御題目の信仰に帰依しなければ、ますます国が乱れ人々が不幸に見舞われることを奏進した大変重要な文書の一節です。
「実乗」とは本当に人々を救う教えのことであり、「一善」は唯一の教えである法華経と御題目の信仰のことです。私たちは、生きている限り日々色々な困難に遭遇します。どんな時でも「実乗の一善」を思い出し、御題目を唱えることが大切です。
過剰に信仰にしばられる必要はありませんが、自分や自分の家には御題目の信仰があり、皆が救われながら今日のあることを忘れてはならないのです。
(平成30年9月)